デジタルヘルス事例
目次
-
インターネットの次は人体情報を整理する!Googleがデジタルヘルス事業へ本腰
Googleは8月、フィットネス情報を共有するフレームワーク「Google Fit」のプレビューを公開した。7月には、健康な人体を定義する研究「Baseline Study」の開始を明らかにしている。既にGoogleは、「23andMe」というベンチャー企業経由で、個人向け遺伝子解析サービスを展開し…
-
次世代DNAシーケンサーで日本の“大逆転”はなるか(後編)
破壊的技術で挑む阪大発ベンチャー「クオンタムバイオシステムズ」
2014年9月3~5日に開催された分析機器の展示会「JASIS 2014」(幕張メッセ)では、大阪大学 産業科学研究所 特任教授でNEDO技術戦略研究センター長の川合知二氏が、「1分子解析技術を基盤とした革新ナノバイオデバイスの開発研究」と題して講演した(関連記事)。これに続き、同氏らの研究成果の…
-
次世代DNAシーケンサーで日本の“大逆転”はなるか(前編)
破壊的技術で挑む阪大発ベンチャー「クオンタムバイオシステムズ」
2014年は、日本における個人向け遺伝子検査サービスの“元年”と言える。ヤフーやディー・エヌ・エー(DeNA)といった大手サービス事業者が、この市場に相次ぎ参入した。米国で先行していた個人向け遺伝子検査サービスが、日本でもようやく市民権を得つつある。
-
Google Glassが遠隔医療の扉を開く!母親はグラスで授乳法を学ぶ
Google Glassは、米国の大学病院で必要不可欠の医療ツールとなってきている。今度は、医師ではなく、患者側がGoogle Glassをかけて治療を受ける、新たな試みが始まった。その最前線をレポートする。
-
Google Glass向け高度医療システムが登場、米国の医療現場を大きく変える
スマートグラスはビジネスとの相性が抜群で、多くのベンチャー企業からビジネス・ソリューションが登場している。Wearable Intelligenceもその一社で、ウエアラブルをビジネスに活用する技術を開発している。Wearable IntelligenceはGoogle Glass向けに高度な医療…
-
富士山麓で加速する医療のオープンイノベーション
「ファルマバレープロジェクト」が新拠点を設立、テルモなどが入居
静岡県と静岡がんセンター、ファルマバレーセンターは2014年8月26日、報道機関向け説明会「医療健康産業の新時代を拓く 静岡ファルマバレープロジェクト~最新の成果と新拠点整備~」を開催。同プロジェクトで得られた成果や新拠点の整備計画について説明した。
-
Appleがデジタルヘルスへ事業拡大!iWatchで健康データのハブになるのか
Appleは、2014年6月、「HealthKit」を発表した。今回の発表を検証すると、Appleのウエアラブル戦略が読み取れる。AppleはHealthKitと、期待が高まるiWatchで、デジタルヘルス事業構築に向けて走り出した。
-
医療ビッグデータは東北から全国へ「東北医療情報ハイウェイ計画」
日本の医療は東北から変わる──そう思わせてくれる計画が、東北地方の中心地宮城県で進んでいる。東日本大震災で大きな痛手を受けた宮城だが、それを逆転の発想で好機ととらえて、一から医療基盤を構築して医療ビッグデータを集め、様々な用途に活用しようとしている。
-
病院の中をITが変える──スマホで呼び出すITナースコールやRFID認証など
灰色の地味な内装の建物内を、大きなカートに大量の紙カルテや様々な器具を乗せた看護師が行き来する。医師や看護師のポケットにあるPHSが「ピピピ」となると、指示を確認し合う会話が響く──病院と言えば、少し前まではこんな光景が普通だった。
-
スマホアプリが変える病院・薬局と患者の関係──妊婦の体調や服薬状況を管理
スマートフォンにアプリをダウンロードして、患者の体調や服薬状況の管理に活用する例が登場している。これまで紙で運用してきた母子手帳やお薬手帳を電子化して普及させようと、NTTドコモや博報堂、インテル、日本マイクロソフト、ソニー、パナソニックなどそうそうたる企業が、事業化に取り組んでいる。
-
マイナンバーはどこまで使えるのか、医療情報は特別扱いにすべき?
マイナンバーの医療分野での活用は、熱い視線を集めている。医療費を含む社会保障費は31兆円を超え、すぐにでもコスト削減の手を打たなければならない状況になっている。実際に、かなりのコスト削減が期待できるとする試算もある。
-
医療の質を向上させるデータサイエンティスト──岐阜大学と広島赤十字病院の取り組み
医療の質を高めると同時にコストを削減するために、ビッグデータの活用は有効な手段だ。ただし、病院内の情報をいくらかき集めても、それを分析して実際に活用できる人材「データサイエンティスト」がいなければ、無用の長物となってしまう。2014年7月16日~18日まで開催された国際モダンホスピタルショウ2014…
-
自走する医療機器は手術室をどう変えるか――その効用を導入現場に見る
GEヘルスケアの自動走行式アンギオ装置、奈良・高井病院に国内初導入
GEヘルスケア・ジャパンは、自動走行式の血管X線撮影装置(アンギオ装置)「Discovery IGS 730」を、奈良県天理市の高井病院に納入した。国内初導入となる。X線透視画像を見ながらカテーテルを使って低侵襲に治療を行うIVR(interventional radiology)と開胸する外科手…
-
クラウド活用で患者の「たらい回し」を防げ――三重県の挑戦
バーズ・ビューのクラウドサービス「e-MATCH」を9月に試験導入
救急患者を搬送する際、受け入れ先の医療機関がなかなか見つからず、「たらい回し」にされた挙句に患者が死亡する――。しばしばメディアをにぎわせるそんな悲劇をなくそうとする取り組みを、バーズ・ビューと三重県が共同で2014年9月に始める。救急患者と受け入れ先の医療機関を最適にマッチングするバーズ・ビュー…
-
DeNAの遺伝子検査サービス、その“舞台裏”を見る
ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)の子会社であるDeNAライフサイエンスは2014年7月9日、一般消費者向け遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」の提供を、2014年8月中旬に開始すると発表した。共同研究先の東京大学医科学研究所において、報道機関向け説明会を開催。これと併せて、同研究所…
-
松波総合病院:臨床支援システムと電子カルテを連携した新病院情報システムを構築
FileMakerによる臨床支援システムの資産を生かした医療情報の統合化
救急医療の機能強化・充実のため、新館の建設を進めてきた岐阜県羽島郡の松波総合病院。今年夏の正式オープンに先立ち、2014年1月から新たに電子カルテシステムを導入。さらに、FileMakerを基盤にした既存のCSS(Clinical Support System)と電子カルテ、および電子化した紙文書情…
-
サンライフゆもと:独自開発の在宅復帰支援シミュレーター活用で在宅復帰率が向上
居宅サービスのサービス単位と自己負担金額をiPadとFileMakerで瞬時に提示
医療法人社団 秀友会(福島県いわき市)は、入所者の在宅復帰に向けた支援の取り組みを強化している。在宅復帰委員会を設置して自宅退所援助のワークフローを見直すとともに、FileMakerで構築した「在宅復帰支援シミュレーター」を活用している。居宅サービスの組み合わせから、家族が最も気にかける自己負担額…
-
「“人の手”偏重の介護から脱却」、介護現場にテクノロジーの積極活用を図るオリックス・リビング
2014年秋開設の施設では、赤外線距離センサーを用いた見守りシステムなどを導入
有料老人ホームを手掛けるオリックス・リビング。同社は今、介護現場に介護ロボットや介護補助機器などのテクノロジーを導入するための取り組みを積極的に進めている。2013年8月1日に大阪駅近くに開設した「オリックス・リビング イノベーションセンター」も、その取り組みの一端だ。介護現場のニーズと介護向けの…
-
目覚しい進化を遂げる補聴器、スマホとの連携でより使いやすく
iPhoneが補聴器と家庭内機器をつなぐリモコンに、オーティコンが専用アプリを提供開始
医療機器の中でも、どちらかというと目立たない存在だった補聴器。だが実は、周辺技術を巧みに取り入れつつ、飛躍的な進化を遂げている。より高性能で使いやすく、スタイリッシュな医療機器へと生まれ変わろうとしているのだ。
-
飯田内視鏡内科(東大阪市):内視鏡検査業務をスコア化して経営効率向上を目論む
内視鏡検査のスコア化と看護記録システムをFileMakerで構築
年間約4700件を超える内視鏡検査を誇る東大阪市の飯田内視鏡内科。検査予約、検査看護記録におけるペーパーレス化を実現し、同業務の大幅な効率化を果たしている。FileMakerを開発基盤とした内視鏡看護記録管理システムは、患者ごとの検査難易度をスコア化するという新しい視点で構築したもので、予約システム…