デジタルヘルス事例
目次
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自宅で採取した尿や血液でがんのリスクをチェック
自宅検査型人間ドックキット「おうちでドック」
自宅で採取した尿や血液を郵送するだけで、がんや生活習慣病のリスクチェックができる。そんなサービスを、ハルメク・ベンチャーズが2017年11月1日に発売した。自宅検査型人間ドックキット「おうちでドック」である。
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診療に役立つITツールを必要に応じて開発
FileMaker Pro による小規模施設の診療支援ツール
糸島こどもとおとなのクリニック(福岡県糸島市)は、紙カルテ運用を支援するための記事作成ツールや、身体の痛みなどに対する評価・治療法であるマッケンジー法の記録ツールなど、診療現場であったら便利なITツールを、医師自らFileMaker Proを用いて開発・運用している。
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口コミに着目、200万人の「健幸アンバサダー」を養成へ
SWC協議会、健康無関心層の切り崩しを狙う
「今の時代、人が一番心動かされるのは自分が信頼している周囲の人からの情報や声掛けだ」。そんな考えの下、スマートウエルネスコミュニティ(SWC)協議会は、健幸づくりのための情報を地域住民に伝える「健幸アンバサダー養成プロジェクト」を推進している。2017年10月27日に実施した記者発表会では、現段階で…
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中国労災病院、FileMakerで管理する院内感染対策
「FileMakerカンファレンス2017」メディカルトラックから
医療機関の感染対策チームの業務は、病院感染予防や職員の健康管理といった日常業務から緊急時のアウトブレイク管理や発生報告まで広範におよぶ。こうした感染対策チームの負荷軽減と院内の感染拡大の予防を支援するシステムを、労働者健康安全機構 中国労災病院は、FileMakerプラットフォームを利用して構築・運…
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「線虫でがん検査」、全国そして世界へ
HIROTSUバイオサイエンスが国内外に拠点、信用金庫業界が後押し
九州から東京、そして世界へ――。九州大学発ベンチャーのHIROTSUバイオサイエンスが手掛ける、線虫でがんを検査する技術「N-NOSE」が、日本全国そして世界へと解析・研究拠点を広げる。九州・沖縄・四国・首都圏に解析センターを設置するとともに、オーストラリアにも臨床研究拠点を開設。日本人に加え、アジ…
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Moff、ウエアラブルを医療機関へ
リハビリの定量化に活用
ヘルスケアベンチャーのMoffはこのほど、同社のウエアラブルデバイス「Moff Band」を医療機関向けに展開することを発表した。三菱総合研究所と提携して、病院向けのウエアラブルIoT身体機能計測サービス「モフ測」の開発を進めているという。2017年11月から医療機関での実証実験を開始する。
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「軟骨伝導補聴器」、ついに発売へ
耳の穴にイヤホン入れずに、振動子を軟骨部に装着するだけ
補聴器メーカー大手のリオンは、軟骨伝導補聴器を2017年11月13日に発売する。耳の穴の中にイヤホンを入れる必要がないのが特徴で、外耳道閉鎖症や多量の耳漏などによって通常の補聴器が使えない難聴者に向ける。
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「デジタルホスピタル」実現へ、医療法人社団KNIとNECがタッグ
第1弾は「不穏検知」「退院支援」に関するシステムを試験導入
AIやセンサーなどの技術を活用して、病院を自動化・ロボット化する――。医療法人社団KNI 理事長の北原茂実氏は、「デジタルホスピタル」と呼ぶ、こうした概念をかねて提唱してきた。このデジタルホスピタルの実現に、NECが参画する。医療法人社団KNIとNECは2017年10月23日、記者会見を開催し、医療…
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ロボットスーツHAL、障害を持つ学生に歩行体験を
CYBERDYNEとAIGジャパンの業務提携による第1弾
ロボットスーツ「HAL」を、下半身機能障害を持つ子供たちに――。CYBERDYNEとAIGジャパン・ホールディングスは、HALを活用した歩行機能向上促進の機会を、社会貢献の一環として無償で提供すると発表した。2016年11月に業務提携契約を締結した2社による第1弾の取り組みだ。
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ジェット機で患者搬送!メディカルウイング始動
揺れない機内で安全に、速く、遠くまで
医療資源が乏しい地方の病院から都市部の専門医療機関への患者搬送に、ジェット機を使う。北海道が今夏、全国に先駆けてそんな取り組みを始めた。道医師会が主導し、札幌医科大学附属病院と手稲渓仁会病院が調整役を担う。ドクターカーやドクターヘリに続く新たな医療用搬送手段として、注目を集めそうだ。
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「検体として魅力的」、精液が秘める可能性
精液成分から健康を予見する
精液から受精力だけでなく、健康状態も調べる――。こうした取り組みをベンチャー企業のダンテが進めている。同社が着目したのは、精液の成分検査である。これによって男性の生殖機能や健康状態を把握し、妊活や生活習慣の改善、疾患の早期治療などにつなげるサービスの展開を目指す。
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耳に掛けなくて済む人工内耳が登場
日本コクレア、送信コイルとサウンドプロセッサを一体化
「日本には900万人の難聴者がおり、そのうちの40万人が人工内耳によって音を獲得できる可能性がある」――。人工内耳を手掛ける日本コクレア 代表取締役社長の清水博行氏は、こう語る。人工内耳は、音を聞くことが難しい人に対して内耳や聴神経の代わりとなって働く人工臓器。
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精神科向けモバイル訪問看護記録システムを施設自ら開発
共和病院(大府市)、FileMakerとiPadで運用
精神科の在宅医療に取り組む愛知県大府市の特定医療法人共和会共和病院。精神科に特化した訪問看護ステーションの新設にあたり、FileMakerをプラットフォームとした精神科在宅医療向けの訪問看護記録システムを自院で開発し、運用している。利用者宅訪問の際、看護記録を出先で入力することで、記録業務を効率化、…
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“スマホアプリの治験”がいよいよ始まる
キュア・アップの禁煙アプリ、2019年の薬事承認目指し30施設で
キュア・アップは2017年10月2日、ニコチン依存症治療アプリ「CureApp 禁煙」の治験を同月末に始めると発表した。スマートフォンアプリの治験を実施するのは、日本初の試みという。慶応義塾大学病院やさいたま市立病院など約30の医療機関で、2019年3月までの1年半をかけて実施する。既存治療に対する…
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「これぞ近未来手術」、8K内視鏡がついに発売
国内ベンチャーが世界に先駆け、シャープも協力
8K(8000×4000画素級)映像、いわゆるスーパーハイビジョンを用いた外科用内視鏡が、ついに発売された。かねて開発を進めてきたベンチャー企業のカイロス(東京都)が2017年9月29日、世界初の8K硬性内視鏡システムを製品化したと発表した。術野の高精細画像を大型モニターに映しながら、内視鏡手術を行…
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“歯みがきの処方”、始まる
オムロン ヘルスケアが電動歯ブラシ連動サービス
一人ひとりに合った正しい歯の磨き方を医師や歯科衛生士が“処方する”――。そんなサービスが誕生した。オムロン ヘルスケアと歯科用ソフトウエアを手掛けるミック、スマートフォンアプリを手掛けるハイミン・エンタープライズが共同開発した歯みがき見守りサービス「Curline(キュアライン)」である。
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「これで骨格が完成」、コニカミノルタが買収第2弾
プレシジョン・メディシン事業を加速
コニカミノルタは、米国の創薬支援企業であるInvicro社を買収する。このほど本格参入を表明した「プレシジョン・メディシン」の事業加速を図る狙い。2017年9月25日に開催した記者会見で発表した。
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自動車だけじゃない、車いすも「アシスト」で進化
ヤマハ発動機、“片流れ制御”を世界初搭載
さまざまなアシスト技術で進化を続ける自動車。そんな動きに習うかのように、車いすでもアシスト技術を工夫する動きが盛んになってきた。
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「採血なし血糖自己測定」、糖尿病診療をどう変える?
アボットの「FreeStyle リブレ」、いよいよ日本上陸
500円玉大のセンサーを上腕に貼り付けるだけで血糖値を連続測定でき、患者がその結果をリアルタイムに確認できる――。そんな新しいタイプのCGM(持続血糖測定)用デバイスが、いよいよ日本に上陸した。2017年9月1日から日本で保険が適用された、アボット ジャパンの糖尿病患者向けグルコースモニタリングシス…
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ソニーとオリンパス、合弁第2弾製品はこれだ
4K/3D手術用顕微鏡、“接眼レンズ”から執刀医を解放
「それぞれが単独ではなし得ない価値を、外科領域に提供する。親会社2社の技術を惜しみなく投入した製品だ」(ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ 代表取締役副社長の勝本徹氏)――。