デジタルヘルス・レポート
目次
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PHRの整備・運用は公的機関が担うことを望む?
「第19回 日本医療情報学会」のポスター発表から
自らの医療健康情報への関心が高い人ほどネット社会に不安があり、PHR整備・運用は公的機関が行うことを望む――。 東京大学大学院医学系研究科の吉田真弓氏らは、電子化診療情報・薬剤情報の利活用に関する一般市民の意識調査を実施、その研究発表を「第19回日本医療情報学会春季学術大会」(2015年6月11~…
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「独自アルゴリズム」「自動判定」などの表現には注意?
“ソフトウエア薬事”の今――デジタルヘルスAcademyから
2014年11月25日に施行された「医薬品医療機器等法」。同法では、「ソフトウエアを医療機器の範囲に加える」(ソフトウエア薬事)ことが新たに掲げられた。 施行から半年が経過した今、ソフトウエア薬事はどのような動きを見せているのか。
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医療の投資対効果を高める3つのポイントとは?
リアルワールドデータを活用したマーケティングの実践
「“リアルワールドデータを活用したマーケティングの実践” ~医療ビッグデータ、私ならこう使う~」――。 メディカル・データ・ビジョンが2015年5月15日に開催した大規模データベースセミナーでは、京都大学 大学院医学研究科・薬剤疫学 教授の川上浩司氏、クレコンメディカルアセスメント 取締役最高業務…
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ビッグデータ時代に求む、知識発見・学習する医療情報システム
「第19回 日本医療情報学会」の特別講演から
生体モニタリングやゲノム医療の発展による医療ビッグデータ時代の到来に対応して、知識発見と学習する医療情報システムが必要――。
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バイタルデータ記録は「イベント型」から「日常型」へ
ウエアラブルのこれからをパネル討論
「いよいよ見えてきたウエアラブルの“出口” ~作り手と使い手のギャップはこう埋める~」。2015年5月26日に開催された「『ウエアラブル』の本質を議論する 2015 ~“使い手”の視点から真価を探る~」(主催:日経デジタルヘルス)では、プログラムの最後に冒頭の演題でパネル討論が実施された。
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今後の医療は“巨大で繊細な情報”を扱わなければならない
「第19回 日本医療情報学会」の大会長講演から
日本医療情報学会は、2015年6月11日から3日間に渡り、宮城県仙台市の仙台国際センターで「第19回日本医療情報学会春季学術大会」を開催した。今大会のテーマは「羅針盤:医療情報学の位置~実学、研究、教育」。大会長を務めた東北大学大学院医学系研究科教授の中谷純氏は大会長講演で、現在の医療情報学の意義…
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HTA(医療技術評価)導入は試練かチャンスか
「医療経済評価と大規模データの活用 ~試練なのか?チャンスなのか?~」――。 こうしたテーマで講演したのは、クレコンメディカルアセスメント 取締役最高業務責任者の小林慎氏。メディカル・データ・ビジョンが2015年5月15日に開催した大規模データベースセミナーのにおいて、京都大学 大学院医学研究科・…
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今後のヘルスケアビジネスは「デザイン」の視点が重要
メディシンクの八村氏――デジタルヘルスAcademyから
「これからのヘルスケアビジネスには、マーケティング、プロモーション、デザインの視点が重要になってくる」。 2015年6月23日に開催されたデジタルヘルスAcademy「『ヘルスケア×ソフトウエア』の規制からビジネスまで」(主催:日経デジタルヘルス)に登壇したメディシンク 代表取締役社長の八村大輔氏…
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デジタルヘルスは医療費だけでなく保険料も下げられる
ボストン コンサルティング グループ 日本代表の御立氏が語る
変化の時代と医療イノベーション――。日本医療機器産業連合会(医機連)が2015年6月9日に東京都内で開催した講演会では、このような演題でボストン コンサルティング グループ日本代表の御立尚資氏が講演した。
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サービス事業者の視点で見るデジタルヘルス産業の未来
ソーシャルホスピタルの世界で重要な役割を担うサービス事業者からは、デジタルヘルス産業の未来はどう見えているのか。フィットネスや住まい、食など、それぞれ異なる分野で活躍する事業者に議論してもらった。
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医療情報のセキュリティーはこんなに甘い
ベネッセコーポレーションに日本年金機構、そして東京商工会議所…。後を絶たない個人情報漏洩事件は、医療業界にとっても他人事ではない。業界別の個人情報漏洩件数で例年、医療業界は上位の常連だ。
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Appleが目指す医療・ヘルスケアの再デザイン
ITジャーナリストの林信行氏がひも解く
さまざまなハードウエアやアプリで収集したヘルスケアデータを一括管理できるフレームワーク「HealthKit」を2014年6月に、さまざまなヘルスケアデータを医学研究に提供できるようにするフレームワーク「ResearchKit」を2015年3月に、それぞれ発表した米Apple社。iPhoneやiPa…
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医師はエビデンスを使うだけでなく生みだすようになる
医療におけるデータ解析の必要性を京都大学の川上氏が示す
「医療データを活かした疫学研究と分析の必要性 ―リアルワールドデータと医療、産業、政策―」――。こうしたテーマで、膨大な健康データがどのように利活用されているのかを語ったのは、京都大学 大学院医学研究科・薬剤疫学 教授の川上浩司氏。メディカル・データ・ビジョン(以下、MDV)が2015年5月15日…
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第4次医療革命「Medicine 4.0」、始まる
工場内外の機器やサービスを通信ネットワークでつなぎ、実空間のセンシング技術と情報空間のコンピューティング技術を連携させて新たな価値を生み出す「Industry 4.0」。その医療版ともいえる「Medicine 4.0」を提唱する脳神経外科医がいる。東京女子医科大学・早稲田大学共同大学院 共同先端生…
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2025年の高齢者医療、在宅医療を担う専門医に求められるスキルとは
「超高齢社会における開業医の役割」。こう題したメディアセミナーを、GEヘルスケア・ジャパンが2015年5月15日に開催した。2025年の医療モデルに求められる開業医の姿やプライマリケアの領域で利用が広がる超音波診断装置の可能性について、多摩ファミリークリニック院長の大橋博樹氏と日本大学病院超音波室…
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血液1滴でがん早期診断、「パンドラの箱」が開く
1滴の血液や尿、唾液から、何種類ものがんを超早期の段階で診断する。そんな時代が意外にも早く訪れるかもしれない――。そう感じさせる開発プロジェクトが進行中だ。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が国立がん研究センターや東レ、東芝など9機関と共同で実施している「体液中マイクロRNA測定技術基…
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これからの高齢者ケアは「フレイル」に着目すべし
高齢者ケアの分野で、「フレイル」と呼ぶ概念が注目を集めつつある。英語で「虚弱」を意味するFrailtyに対応する概念として、日本老年医学会が2014年5月に呼称を定めた。
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注目高まる日本版CCRC、「新ビジネスを考える手段にせよ」
現状と動向を三菱総研が報告
現在、政府主導のもと国内導入の機運が高まっている「CCRC」。米国で発展したContinuing Care Retirement Communityの略称で、高齢者が健康時から介護時まで移転することなく継続的ケアが保証されるコミュニティーを意味する。元気な高齢者層を中心に、ある一定の地域に集住する…
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ソネットの多職種連携支援システム、導入現場から見た地域包括ケア
医療法人はるたか会 理事長の前田浩利氏
地域包括ケアシステムに不可欠な多職種連携。この多職種連携と在宅ケアの業務効率化を支援するサービス「bmic-ZR(ビーミックゼットアール)2.0」を、ソネットが2015年4月末に開始した。
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これが医療の未来を支えるサービスだ――スタートアップ3社がアピール
「Digital Health Meetup Vol.2」から(3)
2015年4月20日に六本木ヒルズ森タワーで開催されたグリーベンチャーズ主催のイベント「Digital Health Meetup Vol.2」。メディキャストの山口聡氏と濱中洋平氏のキーノート、医療関連分野に携わるベンチャー企業のパネルディスカッションに続き、前回と同様に「テーマ別セレクションピ…