造成や施工コストを抑えるために

 ゴルフ場をメガソーラーに変えるにあたり、多くの木を切ったものの、ゴルフ場ならではの起伏や池など、土地については、ほとんど手を加えなかった。その理由は、造成のコストを考慮したためである。木を切ったのは、太陽光パネルとの位置関係によって、木の影が太陽光パネルの上にかかることで、発電量が低下してしまうからだ。

 基礎工事をせず、土地の起伏を残したままであることから、基本的に太陽光パネルは真南に向け、10度に傾けて設置しているものの、土地の傾斜次第で、さまざまな角度を向いているものが混ざっている(図6)。

図6●土地の傾斜次第で、太陽光パネルはさまざまな角度を向いている
(出所:日経BP)
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 起伏を含む土地のため、コンクリート製の基礎による架台では施工効率が落ちる。そこで地面に穴を掘って、そのまま杭を差し込む「杭打ち式」の架台を採用し、低コスト化している。

 設計、施工は竹中工務店が担当した。太陽光パネル、パワーコンディショナー(PCS)、架台などの設備の調達先については、非公開とする。O&M(運用・保守)は、子会社のニッケ機械製作所に委託している。