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カンファレンスの円滑な進行を支えるソリューション

 この遠隔カンファレンスシステムは、ユープロダクション(本社札幌市中央区)が開発した「F2F KizunaVision」を用いてNTTコミュニケーションズが提供・構築した。症例検討に必要な動画を含む画像データやスライド、診療情報を表示しながら双方向に会話でき、心エコーや心臓カテーテルなどの映像が高解像度で滑らかに表現できる。千葉県こども病院の要望だった、あたかも会場集合型のカンファレンスのような感覚で円滑に進行できるという要件を満たすものだ。

 F2F KizunaVisionは、同時に最大3地点を結び、高品質で滑らかな映像で症例検討をサポートする。静止画・動画などのデータを容易に提示・表示可能で、表示した画像・映像にポインティングやアノテーション機能(ペンタッチで文字や線を自由に描き加える機能)を持つ。映像や音声を転送する際のデータ圧縮・符号化技術に、H.264/MPEG-4 AVCという標準規格を採用し、高解像度(リアルタイム伝送画素数:640×480ピクセル、一時保管伝送画素数:1920×1080ピクセル)で30フレーム/秒の伝送を行う。ポインティングやアノテーション機能により、画像・映像の一部を指し示して「ここの部分」「この箇所」といった会話をしながら意思疎通を図れる。

 カンファレンス内容をすべて動画ファイルとして記録するレコーディング機能、公開の症例研究セミナーなどで利用する際に患者名などをマスキングする個人情報マスキング機能もある。画像検査装置との連携では、ビデオ出力からの映像をリアルタイムに取り込み・蓄積でき、機器やメーカーを問わず接続が可能という。

F2F KizunaVision over Cloudの利用イメージ
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 また、NTTコミュニケーションズは、同等の機能を持つ遠隔クラウドサービス「F2F KizunaVision over Cloud」の提供を開始する。医療機関側の専用端末や高精細のカメラなどのクライアント環境と、ネットワーク回線やサーバーのクラウド環境、保守運用まで含めたオールインワンのサービス。同社が展開するクラウドサービス「BizCITY」を基盤として、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠したレセプトオンライン用のネットワークとしても利用されている「IP-Members」を利用する。

 同サービスの利用料金は、初期費用が10万5000円から、月額利用料は12万6000円からに設定されている(基本構成1セット)。オンプレミス型のシステムと比較すると、医療機器との接続のための機器・費用を除いて、最低利用期間(3年)で見た場合、約2分の1のトータルコストで運用が可能だという。


■病院概要
名称:千葉県こども病院
住所:千葉県千葉市緑区辺田町579-1
診療科:内科系(感染症科、内分泌科、代謝科、血液・腫瘍科、遺伝科、腎臓科、アレルギー科、循環器内科、新生児・未熟児科、神経内科、精神科、集中治療科、小児救急総合診療科)/外科系(小児外科、整形外科、脳神経外科、眼科、耳鼻咽喉科、形成外科、泌尿器科、心臓血管外科、歯科、産科、皮膚科、麻酔科)
病床数:一般病床224床
職員数:約380人
URL:http://www.kodomo.umin.jp/