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ケース3:製鉄記念広畑病院(兵庫県姫路市)
電子カルテと FileMaker の“蜜”な連携を実現

第一産婦人科部長の平松晋介氏
第一産婦人科部長の平松晋介氏

 兵庫県姫路市の製鉄記念広畑病院(病院長:橘史朗氏、362床)は、中・西播磨地域の基幹病院。2012年度には救命救急センターを開設し、同地域の救急医療を支える一つの核となっている。同病院では、電子カルテシステムとFileMakerによるサブシステムを連携した病院情報システムを構築・運用している。第一産婦人科部長の平松晋介氏は、両システムの位置付けを次のように述べる。

電子カルテとFileMakerを連携する「ExTFMLauncher」の各種機能
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 「電子カルテシステムは、情報の保存・一覧表示、部門システムとの連携、オーダー発行が中心機能で、公的な診療情報記録としての信頼性が求められるので、メーカー製のパッケージ利用に利点があります。一方、臨床レベルで価値があるのは、合理的な管理がなされた時系列情報や患者横断的な情報などの記述情報。また、診療科ごとに、運用と一体化した異なる書式管理が求められます」(平松氏)とし、両システムの連携が重要だと指摘する。

 同病院では富士通製の電子カルテシステムを運用しているが、2012年春から夏にかけてHOPE/EGMAIN-FXから同GXにバージョンアップした際に、新たな連携機能を実装した。そのキーとなるのが「ExTFMLauncher」(FileMaker連携常駐プロセス)だ。その機能は、(1)FileMakerの起動(同病院では未使用)、(2)アクティブ利用者/患者情報引渡し、(3)診療記録の転記、(4)オーダーツール起動連携、(5)セット展開画面の起動、(6)クリニカルパス適用画面の起動、(7)文書作成ツールをはじめとした各種プロセスの起動、などがある。

電子カルテからFileMakerのセットメニューを展開した画面。FileMaker側でセットメニューを組み、電子カルテに書き戻すことができる
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 「アクティブ情報の転送機能は、EGMAIN側でテキストファイルを出力し、そのコマンドでFileMakerを起動し、記述情報を基にしてFileMakerがEGMAINの情報を読み込みます。EGMAINは複数の患者情報を同時に開くことができるので、FileMaker側でもリアルタイムに複数の患者情報を開けるようになります」(平松氏)。

 また、診療記録の転記機能は、プログレスノート、救急記録ノート、看護記録、外来サマリーなどFileMaker側のエディタで作成した情報を、DTコマンド送信というコマンドによって、電子カルテのそれぞれのフィールドに転送・転記可能。「FileMaker側のエディタでは、テキストを自由に記述できるのに加えて好みのレイアウトに配置できます。また、定型化された文書は、ボタンやドロップダウンリストから選べるので、非常に便利です」(平松氏)と、FileMakerと電子カルテ連携の利点を強調した。