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幸晴会法人本部部長の福森チエミ氏

職員になじみのシステムを基盤に

 幸晴会がこうしたシステムを構築したのは、2000年の介護保険創設時からHOPE/WINCARE‐ESを導入して法人内の全事業所で利用し、職員がなじんでいたことが大きい。「ケアプランや訪問スケジュールの作成、介護報酬の請求などに活用していた。サポート体制もしっかりしているし、利用者からも『分かりやすい』という声があった」と福森氏は話す。

 携帯電話を使えない利用者もいるが、ヘルプコールシステムならボタンを一つ押すだけで幸晴会のコールセンターに通報できる。コールセンターのオペレーターも、クリック一つで主治医の名前や訪問スタッフによるメモが分かり易い形で画面に表示されるため、使い勝手がいいという。

 利用者の中には認知症の人もおり、特に緊急事態でないのに通報してくるケースもある。オペレーターがそれを受けた際、直ちに利用者情報を確認できれば、随時訪問すべきかどうかの判断にも役立つ。

 なお、当初の登録利用者数の目標は30人。「夜間対応型訪問介護の利用者が20人以上いるし、住宅型有料老人ホーム入居者の24時間訪問サービスに対するニーズは高いとみられる。さらに利用者増が見込めると思う」と福森氏はみている。

 

 「ようやくICT(情報通信技術)の整備に取りかかれる状況になった」と福森氏は話す。今後、各事業所にある利用者の基本情報やサービス提供履歴などのデータを一元管理し、それを各事業所で共有する統合データベースづくりにも取り込む考えだ。

幸晴会が導入した富士通のシステムの仕組み