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 地方都市の中核病院として、先進的な医療ITの導入で注目されてきた社会医療法人財団慈泉会 相澤病院(長野県松本市)。2002年に電子カルテの運用を開始するなど、早い時期から院内システムの整備・拡充を続けてきた。その一方で、地域の医療機関との診療情報連携を推進するために、医療情報開示システムの構築、診療所向けASP型電子カルテシステムや医用画像サーバーなどもサービスとして提供する。NTT東日本と共同でタイムライン型の医療連携システムを開発し、実証実験も行っている。アライドテレシスが主催した同社「医療ユーザー会」向けの病院ネットワーク見学会で解説された、同病院の医療ITネットワークの全貌をレポートする。


相澤病院の正面エントランス

 1952年に開設した相澤病院(病院長:相澤孝夫氏)は、全37診療科を標榜、502床を有し、急性期医療を担う地域の中核病院として地域医療連携の中心的役割を果たしている。慈泉会全体で、1500人を超える職員を抱える(うち常勤医師130人超)。1日の外来患者数は約740人(2010年度平均)で、2001年には地域医療支援病院に認定され、紹介率・逆紹介率とも80%を超えている。

 屋上にヘリポートを持ち、長野県のドクターヘリや災害ヘリなど年間約60回の救急患者を受け入れるなど救急医療にも貢献。また、治療設備についてもガンマナイフやトモセラピーなどを備え、2013年の診療開始を目標に陽子線治療センターを建設するなど、最新医療への取り組みも強化している。

がん集学治療センターは先進の放射線治療機器をそろえる。トモセラピーは長野県で相澤病院だけが導入しているという
屋上のヘリポート。松本市では信州大学附属病院とともに救急ヘリポート基地を担っている