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さまざまな工夫で活用の幅を拡大

 看護師向けの写真付き医薬品集もそうだが、さまざまな工夫によってお知らせ機能を単に情報発信の場だけでなく活用している点が、同病院薬局の特徴といえる。その一例が、ハイリスク薬管理に使っている「お薬チェックシート」である。

 2008年4月からハイリスク薬を管理した上での薬剤管理指導料と、他の薬の薬剤管理指導料が2段階に分けられたが、同病院では以前からハイリスク薬管理表を作成し、病棟で利用してきた。「患者さんに処方された薬について、服薬指導の際にいちいちハイリスク薬一覧表で探しながら行うのはとても手間がかかります。そのため薬局長のアイデアで、ハイリスク薬については禁忌・重大な副作用・併用禁忌などについて薬ごとに表にした『お薬チェックシート』を利用しています」(松本氏)。

 ところが、病棟に出向いたときにハイリスク薬が処方されていることがわかると、いちいち薬局まで戻ってお薬チェックシートをプリントアウトしなければならないという煩わしさがあった。そこで、Excelで作成して使っていたお薬チェックシートをPDF形式にしてJUS D.I.のお知らせ掲示板にアップし、プリントアウトできるようにした。それにより、薬剤指導に出向いた薬剤師は薬局に戻ることなく、病棟の端末から必要なお薬チェックシートをその場でプリントアウトできるようになった。

 「こうした活用ができるのも、JUS D.I.の自由度の高いお知らせ機能があるからこそ。本来のお知らせ機能ではないですが、使い方次第で薬剤師の業務を効率化し、安全管理の支援にも役立てられます」(眞原氏)と強調する。

 グループウエアなどの情報交換・共有環境が整っていない小山市民病院にとって、JUS D.I.を医薬品情報の配信ツールとして活用することにはまだまだアイデアがある。薬局と医師との情報交換として、医師の質問に対する回答を薬剤師がノートで交換する「DIノート」を利用しているというが、「このDIノートと併用して、質問と回答をシステムの掲示板に掲載できれば、同じような質問に対しても広く回答を発信できます。今後は、JUS D.I.の高機能をより活用して、医薬情報の伝達ツールとして利用を拡大できればと考えています」(角田氏)と、今後のさらなる活用を展望する。(増田 克善=委嘱ライター)


小山市民病院

■病院概要
名称:小山市民病院
住所:栃木県小山市若木町1丁目1番5号
診療科:内科、神経内科、消化器内科、循環器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、放射線科、リハビリテーション科
病床数:342床
公式Webサイト:http://www.hospital-oyama.jp/
システム開発・導入:日本ユースウェアシステム(東京・品川)
総販売元:スズケン