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タッチパネルでの電子カルテシステムの操作は、慣れてしまうとものすごく効率的になる、と山本副院長はいう
タッチパネルでの電子カルテシステムの操作は、慣れてしまうとものすごく効率的になる、と山本副院長はいう

 また基幹システムではないが、文書管理システムを拡充している点も大きな特徴だという。各種サマリーや検査レポート、説明書・同意書・承諾書・紹介状など医療現場には多くの文書が存在するが、そうした文書類をデータベース化して内容を検索できる環境を構築した。特に帳票類は自分たちでアレンジできる仕組みになっており、ベンダーにその都度依頼することなく、必要な帳票を作成できるようにした。ただ、その前提として帳票類の標準化と必要な書類の絞り込み、帳票委員会で承認された帳票の作成といった運用の仕組みを徹底した。それにより、以前は1400種類もあった帳票類が160~170種類に圧縮され、帳票作成コストを大幅に減らすことができた上、業務の効率化を実現している。

 今後、佐倉病院では、レントゲン画像などのフィルムレス化を進めていくことが課題だ。現状診断画像はデジタル化され、電子カルテからも閲覧可能だが、フィルム現像を原則としている。電子カルテ端末のディスプレイが読影のための解像度に対応していないという問題もあるが、フィルムレスにしたときの管理コストとの兼ね合いを検討しながら移行時期を模索していくという。また、電子カルテの稼動を受けて、今後はその質の管理に注力していくという。「電子カルテであろうと紙カルテであろうと、問題は診療履歴の質を高めることが重要。カルテ品質向上のための仕組みを構築することが、診療の質を高めることにつながっていくと考えています」(山本氏)と述べている。

東邦大学医療センター佐倉病院のシステム
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東邦大学医療センター佐倉病院

■病院概要
名称:東邦大学医療センター佐倉病院
住所:〒285-8741 千葉県佐倉市下志津564-1
病床数:300床(手術室5室・ICU6床・未熟児室6床:2007年10月末日現在)
診療科目:内科、メンタルヘルスクリニック(精神神経科)、小児科、外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、救急センター、循環器センター、消化器センター、内視鏡治療センター、糖尿病・内分泌・代謝センター、リプロダクションセンター
Webサイト:http://www.sakura.med.toho-u.ac.jp/