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 厚生労働省は9月5日、2011年度に実施した「デイサービス利用者の宿泊ニーズ等に関する調査(モデル事業)」の結果を公表した。同調査は、15の市区町村において、宿泊サービスを提供する20カ所の通所介護および認知症対応型通所介護事業所の実態を取りまとめたものだ。調査対象月の1カ月当たりの利用者数は計96人、平均要介護度は2.9で、認知症自立度はII以上が92.1%。独居または高齢者のみの世帯の割合は約3割だった。

図1◎宿泊サービスの利用状況
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 宿泊サービスの1回当たりの利用日数は、1泊2日が68.5%を占め、月の1人当たりの利用回数は1回が35%で最も多かった(図1)。サービス申し込みの時期は、「2週間以上前から」が72.3%と大部分を占めた。1回当たりの利用者負担は平均1500円。1000円未満が40%と最も多く、1000~2000円未満(35%)、2000~3000円未満(15%)、3000~4000円未満・4000~5000円未満(ともに5%)と続いた。

 一方、事業者から見ると、1カ月当たりのサービス提供日数は5日以下が47.3%で最多。1日当たりの利用者数は平均1.73人だった。

 利用者家族に利用目的を尋ねたところ、「家族の気分転換」「外出時などに宿泊サービスを利用したい」という家族の事情を挙げた回答が57.5%を占めた。また、58.5%のケアマネジャーが、通所介護事業所での宿泊を「介護保険の対象とすべき」と回答。事業者からは「夜勤者の確保やローテーションに課題がある」との声が多く寄せられた。