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 中央社会保険医療協議会・医療機関のコスト調査分科会は7月18日、2011年度の「医療機関の部門別収支に関する調査」の結果を診療報酬基本問題小委員会に報告した。調査は2008年度、2010年度に続き3度目。調査に協力し期日内に集計を終えた181病院を対象として行った。

図1◎診療科別の収支状況(入院・外来合計)
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 レセプト上の主な診療科別に収支差額(医業収益-医業費用)を見ると、入院・外来合計で黒字だったのは外科、脳神経外科、泌尿器科。これに対し、小児科、循環器科、整形外科、耳鼻咽喉科、内科、眼科、放射線科、産婦人科、皮膚科は赤字だった(図1)。医業収益に対する収支差額の比率は外科が8%で最も高く、最も低いのは皮膚科のマイナス54%だった。外来は全診療科で赤字で、循環器科、内科、産婦人科、皮膚科は入院でも赤字となった。

 全診療科を合計した収支差額を見ると、国公立や医療法人などの開設者別、病床規模別のいずれにおいても外来が赤字、入院が黒字だった。開設者別のトータルの収支は国公立が1%とわずかに黒字でそのほかは赤字。病床規模別では500床以上が1%の黒字で、それ以下の規模の病院では赤字となった。