健康保険組合連合会は11月17日、国民2000人を対象に実施した「医療に関する国民意識調査」の結果を公表した。それによると、医療機関を選ぶ際に活用している情報源としては、「家族、友人、知人の意見」が50.6%と最も多く、「インターネット」(46.0%)、「かかりつけ医への相談」(37.9%)などが続いた。医療機関を選ぶ際に参考にするウェブサイトは、「医療機関のホームページ」(71.8%)が最多で、次いで「自治体のホームページ」(34.2%)が多かった(いずれも複数回答)。
かかりつけ医の有無に関する質問では、23.6%が「決まって受診する医師がいる」と回答。「病気によって受診する医師を決めている」という人は19.8%、「医師は決まっていないが医療機関は決まっている」は26. 0%だった。
また、「医療機関に要望がある」という人は全体の90.0%。その内容を尋ねたところ、最も多かったのは「待ち時間を短くしてほしい」(68.1%)で、次いで「病状や治療法をよく説明してほしい」(54.6%)、「難しい病気のときは専門医療機関を紹介してほしい」(42.8%)の順だった(複数回答)。
調査は今年7月にインターネットで実施した。回答者の平均年齢は49.1歳で、男性が962人、女性が1038人。