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 一般病院で産婦人科や小児科の減少が続く一方、腎臓内科や乳腺外科の標榜が増加している――。厚生労働省が10月4日に公表した2010年医療施設(動態)調査・病院報告の概況から、こんな実態が明らかになった。

 調査によると、2010年10月1日時点の診療所数は9万9824施設で、内訳は無床診療所が8万9204(前年比641施設増)、有床診療所が1万 620(同452施設減)。病院数は8670(前年比69施設減)で、うち一般病院は7587施設(同68施設減)だった。一般病院の標榜診療科の増減を見ると、増加率が最も高かったのは腎臓内科(24.8%)で、次いで乳腺外科、病理診断科、血液内科、救急科の順。一方、減少率は産婦人科が3.2%と最も高く、これにアレルギー科、小児科、外科、内科が続いた(表1)。

表1◎一般病院における診療科の増加率

 病床数については、病院は前年比8122床減の159万3354床で、診療所は同4956床減の13万6861床。病院の病床種類別に見ると、最も多く減少したのは療養病床で、前年比3287床減(減少率1.0%)。次いで一般病床が前年比2780床減(同0.3%)だった。また、一般病床の平均在院日数は18.2日と、前年比で0.3日短縮していた(図1)。

図1◎一般病床の平均在院日数の年次推移