PR
【HTC社の中国戦略】まだ1000元スマホには参入しない
まだ1000元スマホには参入しない
Ray Yam(任偉光)氏
HTC Head of China

中国でのHTC社のシェアは、現在はそれほど高くない。これは、当社が1500元以下の製品を提供していないのが原因だ。1500元以上のスマートフォンに限れば、2012年6月の中国でのシェアは16.0%でApple社の15.7%を上回り、Samsung Electronics社の27.8%に次ぐ2位だった。1999元の普及価格帯製品である「Desire」の好調が貢献した。

 「iPhone」や「Galaxy」は強力なブランドだが、我々は中国のニーズに合わせた製品を提供することで対抗していく。例えば、DesireはデュアルSIMに対応しているが、Apple社はこんなことは絶対にしない。また最近の機種には、中国のミニブログ・サービスである「微博(Weibo)」にワンタッチでアクセスできる専用キーを搭載している(図B-1)。ホーム画面でこのキーを押すと、Weiboの入力画面が表示される。Webサイトの表示時や音楽の再生時にこのキーを押すことで、そのWebサイトや曲の情報をWeiboで共有できる。

図B-1 中国向け機種が搭載するWeiboキー
ミニブログ・サービス「Weibo」にワン タッチでアクセスできる専用のキー(赤丸の部分)を搭載している。
[画像のクリックで拡大表示]

 当社の製品は、店頭での値引きで1500元を切ることはあるものの、いわゆる「1000元スマホ」を提供するつもりはない。独自のユーザー・インタフェース「HTC Sense」などで提供している高度なユーザー体験を実現できないからだ。安価な製品でもそれが可能になれば、将来的に参入の可能性はある。(談)