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 救急医療の機能強化・充実のため、新館の建設を進めてきた岐阜県羽島郡の松波総合病院。今年夏の正式オープンに先立ち、2014年1月から新たに電子カルテシステムを導入。さらに、FileMakerを基盤にした既存のCSS(Clinical Support System)と電子カルテ、および電子化した紙文書情報の3つを一元運用するための診療情報統合システムから成る新病院情報システムを稼働させた。2004年から運用してきたCSSは臨床支援システムとして日常業務に欠かせないシステムであり、既存アプリケーション資産を生かした電子カルテ導入と医療情報統合化を実現した。

ヘリポートと最新医療機器を備えた新館が完成

 松波総合病院は、社会医療法人蘇西厚生会(理事長:松波英寿氏)が運営する。既存病床数432床だったが、新館の稼働で総病床数は501床となり、岐阜県内の民間病院としては最大規模となる。同じ敷地内に同法人が運営する人間ドック・健診センターのまつなみ健康増進クリニック、松波総合病院介護老人保健施設、訪問看護・介護ステーションのまつなみ在宅総合ケアセンターがあり、全施設の職員総数は、常勤医師107人、看護職347人、同コメディカル162人を含め、約950人を数える。

 完成した新館(ノースウィング)は、屋上にヘリポートを備えた鉄筋7階建て、延べ床面積は約1万8000m2、病床数は262床。手術室は8室あり、うち1室は放射線装置を使った血管内治療と外科手術に対応したハイブリッド手術室とした。また、集中治療病床(ICU)8床、高度治療病床(HCU)20床、内視鏡室3室などを設け、最新の医療機器を導入、外来をはじめとする急性期医療体制を強化した。

今夏にグランドオープン予定の新館(ノースウィング)。渡り廊下で本館と結ばれている
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手術台と心・脳血管X線撮影装置を組み合わせたフィリップス エレクトロニクス ジャパンのハイブリッド手術室システムを新たに導入
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検査時に音がほとんど発生しないSILENT SCAN技術によるMR「Discovery MR750w 3.0T」を新館に導入
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2011年に導入した手術支援ロボット「da Vinci」を、2012年10月に最新モデル「da Vinci Si」にリプレースした
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 既存の本館とは、2階部分が約100mの渡り廊下でつながる。旧本館は新館が稼動した後、隣接する介護老人保健施設とリハビリテーション施設を統合・改修して、サウスウイング(南館)と名付けられる予定だ。