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 この連携基盤は、県域レベル、地域医療圏レベル、日常生活圏レベルの3階層モデルで構築する。基本コンセプトは、日常生活圏レベルでは医療と介護のシームレスな連携を、地域医療圏レベルでは地域中核病院を中心とした病診(病院と診療所)連携を、県域レベルでは県の基幹病院を中心とした病病(病院間)連携を支援し、職種を超えた情報共有による地域包括連携を実現することとしている(写真2)。2012年度に開始した石巻・気仙沼医療圏で97施設、13年度に運用を開始した仙台医療圏では206施設が参加。合計303カ所の施設で、106万人の患者をバックアップしている(写真3)。2014年度末までには県内全域をカバーする計画だという。

写真2●MMWINの概要
職種を超えた情報共有による地域包括連携を実現する
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写真3●今年度内に宮城県内全域をカバーする予定
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 連携を進めるために、HL7、SS-MIX2、GSVMLなど可能な限り標準化された規格を採用。情報ネットワークを通じて、病院・クリニック・在宅での診療、調剤、介護、健康(血圧や脈拍数など)に関する情報が、随時やり取りされる。

写真4●MMWINのシステム構成の一覧
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 MMWINに加盟した施設は、11種類のサブシステムから利用する機能をオーダーメイドで選択できる(写真4)。まず情報基盤は、医療・介護・健康情報を相互に共有するネットワークで、ブラウザーで閲覧できる。プライベートクラウド方式で構築。3カ所のデータセンターにブレードサーバーを設置してVMwareで仮想化し、各施設との間はIP-VPN、インターネットVPN(+IP-SEC)で接続している。1カ月単位のカレンダー形式と、任意の時間間隔を設定できる時系列形式の2方式で表示できる。