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 このほかの調剤情報ステムは、薬局の調剤データを共有するシステムで、重複処方や禁忌処方、危険な相互作用などを薬局でチェックできる。ASP型総合診療支援システムは、診療所向けのシステムで、診療録の電子化機能、データセンターへのバックアップ機能、会計システム・検査システムとの連携機能を持つ。利用施設側に必要な標準的な設備は、NAS、スキャナー、ルーター、ハブなどで、VPN回線でMMWINのデータセンターと接続。診療情報を書き込むソリューションはデータセンターに置かれており、記録したデータもデータセンターに記録される。この二つは、順調に利用者が増えており、調剤情報システムの登録患者数は18万人、ASP型支援システムの登録患者数は3万人を超えた。

写真5●遠隔カンファレンスシステムの活用例
南三陸診療所と志津川病院(いずれも宮城県)の間で活用。院長が会議のために片道2時間かけて移動していたが、不要になった
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 遠隔カンファレンスシステムも整備し、専門医との相談、セカンドオピニオンの取得、CTやMRIなどの医療用画像の遠隔診断などに利用されている(写真5)。「離れたところにある診療所まで足を運ばなくても、カンファレンスシステムで十分に会議や相談が可能。移動時間を他の仕事に振り分けられるし、迅速な情報共有が可能になった」(中谷氏)。

 このほか介護支援システム、在宅診療・訪問看護支援システム、血圧や歩数データを管理する遠隔健康管理システム、遠隔地の専門医のアドバイスを受けられるカンファレンスシステムなどがある。加えて、この連携基盤のデータを、標準規格のSS-MIX2で外部のデータセンターに複製して保管するバックアップシステムも用意している。災害時などに普段利用している端末が利用できなくなっても、バックアップデータにアクセスすることで、診療が可能になる。