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富士フイルムと生み出した類似症例検索システム

 この他、静岡がんセンターと富士フイルムが共同開発した類似症例検索システム「Synapse Case Match」について、従来の肺腫瘍(肺がん)に加えて肝腫瘍(肝臓がん)が新たに適用症例となったことを紹介した(関連記事1同2)。肝臓にできる腫瘍は、原発性肝がんの他、転移性腫瘍や血管腫など、症例が多彩という特徴がある。X線CTによる画像診断が中心だが、「肺がんの場合は腫瘍の形態に基づいて診断するのに対し、肝臓がんではもう一歩進んだ診断が求められる」(静岡がんセンター 画像診断科 部長の遠藤正浩氏)。

 肝臓がんではとりわけ、造影の濃染パターンに基づく画像診断が重要だ。「原発性肝がんでは腫瘍全体がすぐに造影されるのに対し、転移性腫瘍では腫瘍の辺縁部が造影される」(静岡がんセンター 肝胆膵外科の伊藤貴明氏)。こうした濃染パターンに基づく画像診断においても、Synapse Case Matchによる診断支援の有用性は高いという。

肝臓がんに適用が拡大
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