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出典: 23andMe

個人向け遺伝子解析サービス

 Googleは早くから、個人向け遺伝子解析サービスを展開している。この事業は、Google Venturesが出資する23andMeが行っている。利用者が唾液を試験容器に入れ郵送すると、解析結果をウェブサイトで見ることができる。

 解析対象は、病気に罹るリスクや人種的特性など。前者は特定の病気に罹るリスクの度合いを解析する。例えば、検査結果には、前立腺がんを発症する確率は29.3%で、一般の人と比較して1.64倍高い、などと表示される。さらに、その根拠となる遺伝子の説明が続く(上の写真、サンプル)。少し怖い気もするサービスであるが、40万人が利用していると言われている。

出典: 23andMe
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 23andMeのビジネスモデルは、検査結果をマイニングし医療情報を得ること。検査料金(99ドル)収入で、事業を継続するモデルではない。23andMeは、遺伝子検査に際、利用者に任意でアンケート調査を行う。この調査は痛みに対する反応、薬の副作用、男性生殖能力、家族の癌履歴など、多岐にわたる (上の写真、一部)。

 遺伝子検査とアンケート調査で、遺伝子と身体特性に関する大規模データベースを構築し、この情報を有償で医療機関に提供する。医療機関は病院で臨床試験を行う代わりに、このデータベースをマイニングすることで病気と遺伝子の関係を把握できる。これにより、新薬開発などをより短期間で行うことが可能となる。データマイニングで仮想の臨床試験を提供するもので、ここでもGoogleの情報解析技術が生かされている。