点検後の戻し忘れを予防

 太陽光発電システムの施工時に、施工業者は、工程が一定の区切りを迎えた時点で、絶縁抵抗を測定します。

 今回の例では、現場には多くの接続箱が設置され、測定回数が多かったことに加え、単純作業の繰り返しになることが重なって、絶縁抵抗の測定時に、電路から切り離したサージアブソーバを、測定後に再び取り付けるのを忘れてしまったのではないかと推測しています。

 サージアブソーバを取り付け忘れたまま発電し、雷サージの影響を受けた場合、その電気機器に絶縁破壊が生じてしまい、交換を余儀されなくされる可能性があります。

 また、ブレーカーなど誤作動(不必要トリップ)によって、回路が電路から遮断されることもあるでしょう。

 電気機器の交換を終えるまでの期間や、ブレーカーのトリップが発見されるまでの期間は、発電を停止することになり、発電事業者に多大な迷惑がかかります。

 中部電気保安協会が点検を担う際には、こうしたサージアブソーバの取り付け忘れを防ぐため、作業者本人による確認の後、別の担当者が最終確認するという、二人一組による確認を徹底しています。

(次回は、10月2日(木)に掲載予定)