2014年9月18日。iPhone 6/6 Plusの発売前夜である。
数々のApple製品を分解してきた、日経エレクトロニクス分解班改め、日経テクノロジーオンライン分解班はSIMフリー版、iPhone 6/6 Plusを購入すべく、計画を練っていた。iPhone 6/6 Plusの発売日である9月12日、Apple社のオンラインストアでの購入を試みたが、9月19日発送分を予約することができなかったためである…
2014年9月18日。iPhone 6/6 Plusの発売前夜である。
数々のApple製品を分解してきた、日経エレクトロニクス分解班改め、日経テクノロジーオンライン分解班はSIMフリー版、iPhone 6/6 Plusを購入すべく、計画を練っていた。iPhone 6/6 Plusの発売日である9月12日、Apple社のオンラインストアでの購入を試みたが、9月19日発送分を予約することができなかったためである…
外せど外せど、終わりのないねじ回し。結局、iPhone 6 Plusで、部品を固定するために使用されていたねじの総数は52個だった。従来品に比べて、ねじの数が増えているのも特筆できる。iPhoneは従来、内部基板の固定にねじ留めを採用しているが、この理由について、分解に協力してくれた技術者は、「ね…
「あー、燃えた!!」リチウム(Li)イオンポリマー2次電池を筐体からはがしていた分解班に衝撃が走った。曲がった2次電池から電解液が漏れ出し、発火してしまったのだ。モクモクと白煙が上がり、辺りに異臭が立ち込めた。驚く分解班とは対照的に、分解に協力してくれた技術者は「よくあるんですよ」と余裕の様子。
ついにiPhone 6 Plusの内部があらわになった。下の写真が、本体部とディスプレー部とを開いたときのものだが、想像していたより内部はすごくシンプルな構造をしていた。本体内部の構成としては、大部分をバッテリーが占め、残ったL字状のスペースにメイン基板とカメラなどの部品が埋め込まれている。
ようやく手に入ったiPhone 6 Plus(右)。噂の5.5インチ画面は確かに大きかった。iPhone 5(左)と比べると、その大きさがより実感しやすい。筐体が大きく、薄くなったことで、「ポケットに入れていて筐体が曲がってしまった」という報告が相次いでいるそうだ。
Apple StoreでのiPhone 6/6 Plusの購入をあきらめた日経テクノロジーオンライン分解班であったが、実はiPhone 6 Plusを入手できることが2014年9月18日夕方の時点で明らかになっていた。だからこそ、行列に並ばず、あっさりと引き上げることができたのだ。
2014年9月18日。iPhone 6/6 Plusの発売前夜である。