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出典: Consumer Physics Inc.
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ダイエット中に食事の栄養価を把握

 SCiOで身の回りの物を解析する場合、その手順はこうだ。まず、専用アプリで測定する項目を選択する(上の画面左側)。リンゴの事例では「How Sweet」という項目を選択し、糖度を測定した。

 上の画面は、「Nutrition Facts」を選択し、チーズの栄養価を測定したところだ。測定の結果、このチーズは71カロリーで、脂肪6グラム、タンパク質5グラム、炭水化物0グラムを含んでいることが分かる(同右側)。ダイエット中、食事の際に、SCiOを食べ物かざして、栄養価を確認できる。店頭でチーズなど食品を買う時に、SCiOで測定して表示されている栄養価が正しいかどうか確認できる。

 この他、「Medicine」を選択すると、薬を検査できる。検査結果には、「Advil PM Pfizer」などとブランド名が表示され、模造品ではなく本物と確認できる。また「Plants」の項目を選択し、SCiOを植物の葉にかざすと、水分量を測定できる。これで、水をやるタイミングが分かるわけだ。自分の肌をスキャンすると、体内の水分量が十分かどうかを確認できる。

 「Ripeness」の項目で、果物の熟れ具合を検査する。アボカドを買う時に、熟したものを選べる。「Freshness」では牛乳の鮮度を測定し、「Coffee」ではコーヒー豆の種類を判定する。将来は化粧品の成分や、衣服の素材などを判定できるとしている。