ディスプレイ技術が新しいフェーズに入った。まず、開発目標がこれまでのテレビから、ウエアラブルに変わってきた。今後h、超低消費電力や携帯性と高画質の両立が重要になる。ディスプレイの要素技術にも変革が押し寄せている。発光を波長レベルで制御できる技術「量子ドット」の利用が始まった。色再現性と消費電力のトレードオフという積年の課題に対して、突破口となる可能性を秘める。
ディスプレイだけでなく、タッチパネルも新しい段階に入った。触る所のすべてにタッチパネルを使うようになる。タッチ・パネルによる直感的な操作を、スマートフォンやタブレット端末だけでなく、これまで使えなかった場面でも利用したいという要望が高まっている中で、これに応えるための新技術が相次いで出てきている。