遮蔽板付きの接続箱を設置

 長井主事は、「おおた緑町太陽光発電所で、HITがメガソーラーでの実績を示すことで、今後、屋根上に適したパネルとして採用を伸ばしていきたい」と話す。パナソニックESFEは、屋根上での設置の効率を上げる工夫にも取り組んだ。

 その1つが、折板屋根にパネルを直接、固定したことだ。折板屋根のハゼ部分にJIS規格に準じた支持金具を取り付け、そこにパネルを設置・固定した(図8)。これにより、軽量化と低コスト化、工期短縮が可能になったという。また、接続箱を熱の影響を受けにくい遮蔽板付きのものを採用し、屋根面に設置した。これにより、壁面への周辺機器の設置を抑え、屋根面のスペースを有効利用できるようになったという(図9)。

図8●折板屋根にパネルを直接、固定(出所:日経BP)
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図9●遮蔽板付きの接続箱(出所:日経BP)
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