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“熟練医の技”をアーカイブ化

 プロセスモデリンググループは、熟練医のスキルという「アナログ情報をデータ(デジタル)化し、保存・伝承できる形にする」(同グループ担当で、立命館大学 情報理工学部 教授の李周浩氏)。単に手術の様子を映像として記録するだけではなく、その映像からスキルにかかわるさまざまな情報を定量化する。

プロセスモデリンググループの李氏
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 具体的には、手術中の執刀医の動きをカメラで撮影し、機械学習などの手法を用いて手術プロセスを定量化する。開発したモデルを用いて、既に、腹腔鏡下胆のう摘出術を模擬的に再現した様子を撮影した映像から、手術を構成する12の主要プロセスを80%以上の精度で認識できたという。

 同グループでは、手術プロセスを画像化する手法そのものの開発にも力を入れている。例えば、手術室の天井や壁を自由に移動できるモジュールを開発し、手術の進行に応じて最適な位置にカメラを動的に再配置するシステムを構築した。