パネル全数の出力特性、温度、クラックを検査

 この発電所は、太陽光発電システムのEPC(設計・調達・施工)サービスなどを手掛ける横浜環境デザイン(横浜市港北区)が2012年に開発・建設し、他社に販売したものだ。ソーラーワークスは、横浜環境デザインの子会社で、太陽光発電設備のO&M、プラントオーディット(サイト評価・査定)などを業務とする。八街市のサイトは、転売後も、子会社のソーラーワークスがO&Mを担うことになった。

 2014年10月上旬、ソーラーワークスは2日間かけて、八街市のサイトを定期検査した。まず、1日目にパネルを取り外さない状態で、パネルの状態を把握した。具体的には、(1)「IVカーブトレーサー」を使ってストリング(直列接続したパネル群)ごとの出力特性を測定(図2)。(2)EL(エレクトロ・ルミネッセンス)検査によってパネルのクラック(微小な割れ)を評価。(3)赤外線(IR)カメラによる温度分布の把握で、ホットスポット、ハンダ付け不良などパネルの問題を発見(図3)――という手順で全パネルを簡易検査した。

図2●ストリングごとに出力特性(IVカーブ)を検査する(出所:日経BP)
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図3●赤外線(IR)カメラでパネル表面の温度分布を把握(出所:日経BP)
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