4社のパネルにTMEIC製パワコン、日立製の風力発電設備

 パネルは、4種類を設置した。内訳は、LGエレクトロニクス製の単結晶シリコン型(図3)が26MW、京セラ製(図4)とシャープ製(図5)の多結晶シリコン型が20MW、ソーラーフロンティア製のCIS化合物型(図6)が4MWとなる。入り口から中央の管理路を海側に進むと、4種類のパネルを順に見ることができ、四角いセル(発電素子)の色や縞の違いなどがよく分かる。パワーコンディショナー(PCS)は、すべて東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した(図7)。500kW機・70台をエリアごとに2台並べて設置した。架台と基礎は、合金めっき鋼板の専用架台をコンクリートの置基礎で支える構造にした(図8)。メガソーラー全体のEPC(設計・調達・施工)サービスは、東芝が担った。

図3●LGエレクトロニクス製の単結晶シリコン型太陽光パネル(出所:日経BP)
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図4●京セラ製の多結晶シリコン型太陽光パネル(出所:日経BP)
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図5●シャープ製の多結晶シリコン型太陽光パネル(出所:日経BP)
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図6●ソーラーフロンティア製のCIS化合物型太陽光パネル(出所:日経BP)
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図7●東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のパワーコンディショナー(PCS)(出所:日経BP)
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図8●合金めっき鋼板の専用架台をコンクリート製の置基礎で固定(出所:日経BP)
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 メガソーラーを囲むフェンスの外となる岸壁に沿って1基・2MWの巨大な風車が3基並んでいる。タワー(塔)の高さは80m、回転する2枚のブレード(羽根)は40mに達する(図9)。タワーの根元にはPCSがある。風力発電設備は3基とも日立製作所製で、EPCは三井造船が担当した。日立製風車の特徴は、「ダウンウインド」と呼ばれる方式を採用していること。ダウンウインドでは、風上に向かってタワーの後ろ側でブレードが回転するのに対し、一般的な「アップウインド」方式の風車では、タワーの前で回転する。ダウンウインド方式は吹き上げる風に強く、荒れた風の多い日本に向くとされる。「たはら・ソーラーウインド発電所」では、もともと隣接地で稼働しているアップウインド型の風車も見えるので、両方式による回る向きの違いが一目で分かる(図10)。

図9●日立製作所製の風車(出所:日経BP)
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図10●奥にあるアップウインド方式と手前のダウンウインド方式ではブレードの向きが逆に回転する(出所:日経BP)
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