塩害地域である北九州の発電所向けに2011年から開発

 共同開発は、2011年に、旭硝子グループがNTTファシリティーズに持ちかけて始まった。

 旭硝子にとって、メガソーラー事業は、遊休地を有効活用しつつ、自社製品の用途開発を実証できるので、一石二鳥だった(メガソーラー探訪の関連記事2)。この一環として、西部ガスグループと合弁で、「エネ・シードひびき太陽光発電所」を建設することになった。日本海に面した響灘地区に立地することから、塩害や高湿への対応が課題になり、自社材料を使い課題克服を目指した。

 具体的には、2つの新技術を開発し、実証的に導入した。錆びる可能性がある金属の代わりにFRPを材料に使った架台と、劣化しやすい樹脂製のバックシートをガラスに代えた両面ガラスの太陽光パネルである。

 このうちFRPを使った架台は、NTTファシリティーズと共同で開発した。NTTファシリティーズを選んだ理由には、太陽光発電所の建設の経験が豊富な上、開発力が高いことを挙げている。