電気と建築の設計者の連携で架台を開発

 NTTファシリティーズの太陽光発電関連事業は、旧・日本電信電話公社時代の1962年に、福岡県の小呂島にある公衆電話機の自立型電源として実用化したことにはじまる。

 その後、1997年には、NTT東日本研修センターに、当時、世界最大の出力555kWの太陽光発電システムを、2007年には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託研究で、国内メガソーラーの先駆けとなる出力1.84MWの発電所を山梨県北杜市に建設するなど、国内の先頭を走ってきた。

 自社でメガソーラーを運営する発電事業では、2014年11月末時点で、36カ所、合計出力約90MW、システムインテグレータ(SI)事業では、2014年9月末時点で、1179カ所、合計出力約218MWの実績を持つ。

 同社は、電気と建築の専門家が連携して太陽光発電システムを開発している。電気と建築それぞれの設計者が同じ部署に所属し、同じ部屋で作業している点から強みが生まれているという。

 EPCサービス事業者の中には、電気の知見や技術を多く持つものの、建築の知見や技術が不十分なことから、例えば、太陽光パネルの配置の効率化ばかりに配慮した結果、基礎や架台、パネルの設置や配線作業への負担が過度に高くなってしまい、結果として発電事業のコスト効率が悪くなることがある。

 逆に、基礎や架台のコストや設置作業を効率化できても、そのしわ寄せで、パネルの設置や配線作業の効率性を過度に損なっている場合もある。

 これに対して、電気と建築の設計者が連動して取り組むことで、電気と建築を合わせて総合的に効率化できることが強みという。

 発電所ごとに最適な架台を個別に開発や再設計しており、汎用架台を活用したことはないとしている。