PCSの連系時、停止時に漏電火災警報器が警報

 太陽光発電所の発電開始前の竣工検査を担当し、その竣工検査が終わり、後日、連系時に立ち会った時のことでした。

 太陽光発電所の受変電設備で受電し、PCSの連系運転を開始したとき、受変電設備で警報を知らせるブザーが鳴りました。何らかの保護継電器が動作したと予想し、受変電設備の警報ランプを確認したところ、漏電火災警報器(LGR)が動作していました。

 漏電火災警報器は、警戒対象とする電路の地絡による漏電電流や、変圧器の接地線に流れる漏電電流を零相変流器(ZCT)で検知し、漏電していることをブザーなどで知らせる装置です。

 この太陽光発電所では、受変電設備に設置されている昇圧変圧器(キュービクル)のB種接地線にZCTを貫通させ、そこに流れる漏電電流を検知するシステムとなっています()。

図 対象の太陽光発電所における、受変電設備の漏電電流検知システムの構成
(出所:中部電気保安協会)
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 LGRの動作の原因を調査するため、PCSを停止させたところ、再びLGRのブザーが鳴りました。

 そこで、まず、漏電を疑い、電路の絶縁抵抗を測定しましたが、異常はありませんでした。