施工は東レエンジニアリング、パワコンはTMEIC製を採用

 太陽光パネルは固定型、追尾型ともフジプレアム製、追尾型の架台システムも、フジプレアムが製造し、発電所全体のEPC(設計・調達・施工)サービスも担った。パワーコンディショナー(PCS)は、固定型、追尾型向けとも東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した(図15)。施工は東レエンジニアリング(東京都中央区)が担当した。

図15●パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した(出所:日経BP)
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 総事業費は固定型と追尾型を合わせ約4億円。固定型の太陽光発電事業については農水省の補助事業である「地域還元型再生可能エネルギー早期モデル確立事業」に採択され、収益の一部を地域還元型事業に使う。具体的には、売電収入の5%を福島県立磐城農業高校での実習環境整備に活用する。追尾型設備に関しては、とまとランドいわきの独自事業で、金融機関から融資を受けて建設した。

 営農型太陽光発電が軌道に乗れば、「農業収入」+「売電収入」という新しい形の農業が可能になる。エネルギーの地産地消に加え、売電収入が地域の活性化に再投資されれば、新たな産業を生み出す原動力になる可能性もある。