再エネ発電の仕組みを実体験できる
また、「体験学習コーナー」では、光や風によって、その場で実際に電気を生み出せるようになっている。ハンドルを回して発電したり、ボタンを押してライトをつけると太陽電池で発電してトンボの模型が動いたり、うちわで風車を回すと発電したりする仕掛けがあり、小学生が遊びながら、発電の原理を理解できる(図12、図13)。
最後には、「寄神建設と淡路貴船太陽光発電所のかかわり」と題したコーナーがあり、かつてこの地が関西国際空港などの建設に使われた土を提供する場所だったことを説明している。そして、その際に使われたクレーンや運搬船の模型を展示した(図14)。
メガソーラーを環境学習の場として提供する取り組みは多いが、単なる見学にとどまらず、再生可能エネルギーの仕組みを実体験できたり、カメラを遠隔操作して展望を楽しんだりできる施設を設ける例は珍しい。すでに見学の問い合わせが多いという。