見学会の開催に際しては、島田市で自然保護などの活動を展開しているNPO(非営利団体)法人・しろやまゆいの会と協力する。同会の会員に小学生への説明を依頼することなどを計画している。また、同会には、発電所を囲む法面へのシバザクラの植栽も依頼しており、地域に貢献する発電所運営で、幅広く連携していく方針だ(図14)。

図14●NPO法人・しろやまゆいの会に植栽を委託した(出所:日経BP)
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 除草に関しては、2014年12月に試験的にヤギを使った。地元住民の飼育するヤギ3頭を借りサイト内の草地に放した。1週間足らずで、ほぼ食べつくしたという。ヤギは岩場など高所に上る性質があるため、メガソーラーの除草に活用した場合、パネルに上って傷付けるなどの心配があるとされるが、「今回のヤギ除草では、終始、おとなしく草を食べ、パネルに上ることなどはなかった。今後も定期的にヤギ除草を行いたい」と、竹内参事は言う。