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お茶の水内科の五十嵐院長が登壇

 最後に登場したのは現役医師。お茶の水内科 院長の五十嵐健佑氏である。同氏は、心房細動の不整脈の疑いが分かるというアプリ「ハートリズム」を紹介した。

五十嵐健佑氏
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 iOSアプリであるハートリズムは、iOSデバイスに搭載されているカメラで脈拍をグラフに記録し、脳梗塞の発症リスクを調査できる。五十嵐氏は「心原性脳塞栓症」という脳卒中の最重症型の症状をスライドで示しながら、「その原因のほとんどが心房細動。これを事前に察知すれば予防することができる」と話した。

ハートリズムのチェックイメージ
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 アプリは無料で公開中。五十嵐氏の周囲でも50人以上、心房細動の疑いが見つかったとのことで「予防に役立った」としている。ただし、現在はアプリによる診断は禁じられているため、診断結果は自身で判断することになる。

 春田氏は「iPhoneでここまでできることに驚いた。他の病気にも適用して幅が広がればさらに良い」と評価。窪田氏は「医師がいなくてもある程度診断できる手法は、医師が足を運べない遠隔地や医師不足の地域などでニーズがあるはず。心臓は世界共通なので、グローバルに展開できるのも強い」と語った。

 予後が非常に悪い心原性脳塞栓症を何とかしたいとの気持ちから生まれたアプリだけに、ニーズに則した現実性が高く評価された。なお、五十嵐氏は睡眠時無呼吸検出アプリ「イビキー」や、日本初の人命救助支援アプリをうたう「ハートレスキュー」も公開済みである。