そこで、施工業者と相談し、エンクロージャー部のブレーカーは使わず、それぞれのPCSの専用ブレーカーに直接、接続することにしました。さらに、専用ブレーカーの定格電流を、6Aから10Aに変更することにしました(図2)。

図2●それぞれのPCSの専用ブレーカーに直接、接続して解消
専用ブレーカーの定格電流は6Aから10Aに変更(出所:中部電気保安協会)
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 この変更後に、再び連系試験を実施したところ、無事に連系することができました。

 今回のトラブルでは、PCSの制御電源が、運転起動時にどれくらい流れるかの検討が不十分だったために、この制御電流に対して容量が足りないブレーカーを選んでいたことが、トリップの原因でした。

 設計図面通りに施工されていても、こうしたトラブルが起きる可能性があります。トラブルの発生時には、現場において冷静な状況把握と、臨機応変な対応が求められる一例となりました。

(次回は、3月19日(木)に掲載予定)