サカタ製作所(新潟県長岡市)は、1951年の創業以来、金属屋根部品の専業メーカーとして事業を展開してきた。工場や倉庫、空港、展示会場など、大型の建物で多く採用されている折板屋根向けの金具で、「約60%を占める国内トップ企業で、国内のすべての屋根メーカーと取引のある唯一の金具メーカーだ」(坂田 匠社長)と強調する。

 折板屋根は、金属製の屋根を代表する手法である。金属製の板を折り曲げて形成した斜面と平坦面を、連続的に組み合わせて構成する。大型の建物で多く採用されているのは、他の手法に比べて、大面積の屋根を効率的に形成しやすいからである。サカタ製作所は、この折板を固定する金具で強みを持つ。

 土地に限りがある日本では、今後、工場や倉庫など、大規模な建物の屋根上に太陽光パネルを設置する案件が増えてくると見られている。パネルを並べる屋根の多くは、折板屋根となる。

 そこで、「北海道から沖縄まで、あらゆる折板屋根を熟知している」(坂田社長)とする知見を生かし、折板屋根上に太陽光パネルを固定するための金具に注力している。

 2008年に販売を始め、「国内シェア約60%でトップシェアを維持し続けている」(坂田社長)という(図1)。金具のほか、架台にも取り組んでいる。

図1●サカタ製作所製の金具を採用した、福岡県北九州市の「ひびき国際物流センター」の屋根上の出力2MWのメガソーラー
大和ハウス工業が設置し、子会社の大和エネルギーが発電事業者。長辺が290mという長い屋根に8244枚の太陽光パネルが並ぶ(出所:日経BP)
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