売電中の設備で研修

 三重支店の屋上には、主に二つの太陽光発電システムを備えています。一つは、出力10kWの太陽光発電システムです(図2)。FITの認定を受け、発電した電力は中部電力に売電しています。

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図2●出力10kWの太陽光発電システム
FITの認定を受けて中部電力に売電。パネルの位置を高くし、研修時に下に潜りやすいようにした(出所:左は日経BP、右は中部電気保安協会)

 検証や研修に、実際に売電している設備を使えることは、技術力の向上に寄与しています。顧客の太陽光発電システムのほとんどが、売電用の設備であり、発電規模の違いはあっても、起き得るトラブルなどは同様のため、同じ目線で取り組めます。

 京セラ製の太陽光パネル48枚で構成し、あえてトラブルが生じたパネルも取り付けています(図3)。点検時やストリング監視の研修において、健全なパネルとの比較対象として使うためです。

図3●トラブルが生じたパネルも設置
健全なパネルとの比較対象として使う(出所:日経BP)
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 点検の研修では、赤外線カメラを使って過剰に温度の高い部分を発見したり、パネルごとの発電性能を把握する電流・電圧特性(I-V特性)の計測、絶縁特性の計測などを通じて、不良パネルとの違いを知るために役立てています。

 接続箱にも、研修用の工夫を施しています(図4)。不良パネルからの出力をオン・オフできるようにし、不良パネルを含む状態での発電状況などを把握できるようにしています。

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図4●研修用の工夫を施した接続箱
不良パネルからの出力をオン・オフでき、不良パネルを含む状態での発電状況を把握(出所:日経BP)

 また、中部電気保安協会が提供している遠隔監視サービス「サンポリス」も導入しています。