最終的には、12サイトのうち、3サイトは、他社にプロジェクトごと売却して資金を確保。残りの9サイトで合計出力16.85MW分をまとめて「アマテラス プロジェクト」とし、プロジェクトファイナンスを組成した(図5)。

図5●「アマテラス プロジェクト」建設予定地の1つ(出所:日経BP)
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 プロジェクトファイナンスは、SPC設立や口座管理、第3者による監査などの費用を考慮すると、10MW以上の規模が必要とされる。アマテラス プロジェクトでは、1つひとつのサイトは2MW前後だが、一括して扱うことでプロジェクトファイナンスに適した規模になった。複数サイトをまとめたことで、雷による停止など運営リスクを低減する効果もある。

 加えて、三井住友銀行の紹介によるNECキャピタルソリューションからのメザニンローンと20%の共同出資により、田名部組は、1億6000万円の自己資金で、約17MWのメガソーラープロジェクトを主導することに成功した。

 メガソーラーの設計と建設はNTTファシリティーズ、土木工事は田名部組が担当する。太陽光パネルには、ハンファQセルズ製の多結晶シリコン型、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用する。建設後のメンテナンスはNTTファシリティーズに委託するが、日常の運営業務は、田名部組など地元企業で担っていく計画だ。