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 日本専門医機構は2015年4月20日、2017年から始まる総合診療専門医の専門研修カリキュラムの案を公開した。カリキュラムは、習得すべき知識・態度・技能である「六つのコアコンピテンシー(行動特性)」と、経験すべき診療や業務を具体的に定めた「経験目標」で構成されている。

 習得すべき知識・態度・技能としては、(1)患者や家族を中心に据える「人間中心の医療・ケア」、(2)初期診療や予防医療などに取り組む「包括的統合アプローチ」、(3)多職種をまとめる「連携重視のマネジメント」、(4)地域特有のニーズに対応する「地域志向アプローチ」、(5)自己研さんや学術活動などを行う「公益に資する職業規範」、(6)救急・在宅など様々な場所で診療できる「診療の場の多様性」――の六つのカテゴリーを示し、それぞれの中で具体的な必須目標と努力目標を定めた。

 経験目標としては、経験すべき疾患や治療法などを具体的に挙げたほか、介護サービスへの理解や保健活動への協力など、果たすべき業務も盛り込んだ。認定取得までの専攻期間は3年で、2020年に“認定第1号”が登場する予定だ。このほか、専門医資格を有する指導医が増えるまでの間、暫定的に指導医の役割を担う医師の要件も示した。