パワコン2台を協調制御

 また、京葉車両センターのメガソーラーでは、送電線に接続する複数のPCSの運用を適正化することで、送電する電力を最大化する技術開発に取り組んでいる(図4)。

図4●PCSの協調制御、模擬的な負荷などの技術を開発
(出所:日経BP)
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 送電網の電圧の上昇を抑制する技術で、電力会社の送電網に連系するメガソーラーにも応用できる可能性がある。

 メガソーラーから送電線に電力を送る際、PCSは送電線の電圧よりも、送り出し電圧を高くすることで発電電力を送電線に流し込む。

 この際、電力を消費する負荷が遠方になるほど、電圧降下を考慮して、より高い電圧で発電電力を送り出す必要があるため、送電線の電圧は上昇する。

 送電線の電圧の過度な上昇を防ぐために、PCSは一般的に「電圧上昇抑制機能(無効電力制御)」と「出力抑制機能」を備えている。

 電圧の適正な範囲は、電気事業法や電気事業法施工規則で定められており、あらかじめ設定された電圧の上限値を超えると、PCSはまず電圧上昇を抑制する。

 それでも上限内に収まらない場合、自動的に出力を抑制する。送電線の電圧が適正な範囲に下がれば、自動的にこの出力抑制を解除し、通常の出力に戻る。

 この出力抑制機能が働いている間は、メガソーラーからの出力は、本来出力できる量よりも減る。