京葉車両センターのメガソーラーでは、送電線に他の負荷が接続されておらず、遠方まで送る必要があるため、発電量が増えるほど送電線の電圧が高くなり、通常の使用において出力抑制機能が働いてしまう。

 そこで、発電した電力を遠くの駅で有効活用することを想定し、2台の出力500kWのPCSと模擬インピーダンスを組み合わせ、鉄道沿線を模擬した環境とした試験を実施している(図5)。

図5●協調制御を検証
(出所:JR東日本)
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 模擬インピーダンスは、2台のPCSの間に設け、あたかも約6kmの送電線があるかのような役割を担う。

 このような環境下において、2台のPCSが相互に通信し、1台のPCSが電圧上昇抑制機能を働かせた場合に、もう1台も協調して電圧上昇抑制機能を働かせるように制御する。

 これにより、配電線の電圧をできるだけ適正範囲に抑え、出力抑制機能が働く機会を減らす。こうした制御に必要なシステムや技術を開発している。