PR

 現在、政府主導のもと国内導入の機運が高まっている「CCRC」。米国で発展したContinuing Care Retirement Communityの略称で、高齢者が健康時から介護時まで移転することなく継続的ケアが保証されるコミュニティーを意味する。元気な高齢者層を中心に、ある一定の地域に集住する共同体を形成するものだ。

 既に米国では約2000カ所に存在し、その居住者数は推定75万人。そこでは生涯学習や積極的な社会参加、多世代交流を通じ、自分たちの世界だけに閉じないコミュニティーづくりが推進されている。

米国のCCRCの概要。「チャールズタウン」は廃校になった大学をリノベーションしてコミュニティーを形成している(首相官邸ホームページの公開資料から)
[画像のクリックで拡大表示]

 このCCRCを日本に導入しようとする、いわゆる「日本版CCRC」の政策提言に深く関わる三菱総研は2015年5月20日、「日本版CCRC推進会議 第2回」と題した報告会を開催。同社 プラチナ社会研究センター主席研究員の松田智生氏が登壇し、日本におけるCCRCの現状と動向について語った。

 日本版CCRCの構想は、2014年12月27日に閣議決定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づくもの。2015年2月に「日本版CCRC構想有識者会議」が発足。会議は地方創生担当大臣の直下で開催され、発足以降、毎月議論を重ねている。