PR

 2015年3月3~6日、「ライティング・フェア 2015」が東京ビッグサイト西ホールで開催されました。開催期間中、展示会場に設けたLEDステージでは様々なセミナーが行われ、LED照明推進協議会(JLEDS)からはJLEDS技術委員会副委員長の加藤正明氏が、「故障要因まるわかり」と題して講演しました。この講演では、JLEDS創立10周年記念行事の一環事業としてソリッドステート光源の設計技術者に信頼性の高いLED照明の設計、製造をしてもらうために改訂した『LED照明信頼性ハンドブック【第2版】』のエッセンスを紹介しました。

 本稿は講演内容を3回に分けて紹介します。第1回である今回は、白色LEDに望まれる品質やLEDモジュールの評価要素を解説します。なお、第2回では、白色LEDモジュールと白色LEDパッケージ・ランプモジュールを構成する主要部品の諸特性の留意点、第3回では照明用LEDの信頼性試験および評価に関する具体的方法についてポイントを絞り紹介します。

LED照明の進化のスピードは速い

 JLEDSが、『LED照明信頼性ハンドブック』を出版した2008年当時の白色LEDの発光効率は、100lm/Wに達する直前であり、しかも演色性は、Ra70程度と低い値でした。当時は、既存の蛍光灯をLEDに置き換えるには、まだまだ実力が不足していました。

 現在では、2008年当時に比べ発光効率が2倍に達し演色性も20%以上向上、Hf蛍光ランプやHID光源をLED照明に置き換える動きが活発化しています。しかしながら発光効率の向上は、LED照明の信頼性に少なからず影響を及ぼすため、注意が必要です。