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最終的に“まちづくり”につながる

 こうした暮らしぶりは高級老人ホームのようにも思えるが、染野氏はあくまで「ターゲットはボリュームゾーン」だと話す。「月額費用を安く抑え、できるだけ多くの人にこの生活を実現してほしい。住み替えによる新たな暮らしがもたらす経済効果も狙いとしてある。都心の土地と郊外・地方の土地の住み替えでキャッシュが生まれ、新たな建築の消費が生まれる。例えば2500万円の家を1000軒買えば250億動く。これにより、地元にもたらされる効果がある」。

 また、居住者の地元での雇用、年金利用による地元に落とすお金の経済効果、医療・介護施設の地域連携なども自然発生的に生まれ、最終的には“まちづくり”につながるとした。現在、スマートコミュニティ稲毛の周辺には介護施設が多数存在し、そうした現象が生まれつつあるという。

 「我々はCCRCという言葉が出てきた頃に『とりあえずやってみよう』とスタートした。その後、地域連携の中で、さまざまな業者が入ってきて、結果的にまちづくりに取り組む形となった。そういうことが今、現実に稲毛の街で起きている。まずは誰かが旗振り役になり、始めてみることが大事なのだ」(染野氏)。