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 ルネサス エレクトロニクス 汎用第一事業部の林 喜宏氏は2015年5月12日、電子情報通信学会集積回路研究専門委員会(ICD)の「LSIとシステムのワークショップ2015」(北九州国際会議場)に登壇し、「低電力RF技術とウエアラブルセンサー応用」と題して、ヘルスケア分野における「Bluetooth LE(Low Energy)」の市場動向、Bluetooth LEをウエアラブルセンサーで活用するために開発したソリューションなどを解説した。

高齢化で高まるウエアラブルセンサーのニーズ

 日本では総人口に占める65歳以上の割合が、2010年の23%から2025年には30%にまで膨れ上がると言われている。そこでは高齢者の健康管理・予防医療を拡充するために、健康状態をモニタリングするウエアラブルセンサーのニーズが高まっている。

 こうしたウエアラブルセンサーには、ユーザーができるだけ意識せずに使えるように「小型・軽量」「低電力」「無線/電池駆動」「安価」といった特徴が求められる。さらに「端末側の処理をできるだけ少なくして、無線でクラウドへデータを送って蓄積・解析するのが大きな流れになっている」(林氏)。

 このためウエアラブルセンサーでは、ケーブルレスでネットへ接続するRF(Radio Frequency)技術が重要になる。RFには、WiFi、LTE、WiMAX、HSDPA、ZigBeeなど様々な方式があるが、ヘルスケア分野のウエアラブルセンサーでは、Bluetooth LEがよく使われている。「必要なデータを、必要な時に、必要なだけ送るというBluetoothの特性が、低消費電力のウエアラブルセンサーに適している」(林氏)ためだ。スマートフォン(スマホ)を介してクラウドにデータを送信することが多いため、スマホで普及したBluetoothが採用されているという事情もある。

ルネサス エレクトロニクス 汎用第一事業部の林 喜宏氏
ルネサス エレクトロニクス 汎用第一事業部の林 喜宏氏