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 介護サービス大手各社が2015年3月期決算を発表した。売上高は前期を上回りながらも、営業利益がマイナスとなった増収減益の事業者が大半を占めた(表1)。

 メッセージは大手では唯一、増収増益を果たした。訪問介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所の運営改善のほか、サービス付き高齢者向け住宅「Cアミーユ」の入居率が約90%と高水準で推移したことなどが奏功。入居率が一時期低迷していた有料老人ホーム「アミーユ」も回復傾向で、売上高は789億3200万円(前年同期比6.4%増)、営業利益は73億4600万円(同10.4%増)だった。

 最大手のニチイ学館は、介護・ヘルスケア事業が8期連続の増収となり、売上高は1486億5800万円(前年同期比1.3%増)。一方、営業利益は118億8600万円(同6.9%減)。在宅介護サービスの利用者数の減少などが影響した。ツクイやセントケア・ホールディングは、専門職や有資格者などの採用強化による人件費の上昇で、増収減益となった。

 ワタミは既存施設の入居率が77.9%と苦戦し、34%の営業減益。やまねメディカルやシダーは、サ付き住宅や介護付き有老ホームの新規開設で初期投資がかさんだほか、人件費の上昇などによるコスト増で営業赤字を計上している。