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自動車製造はソフトウエア産業

出典: Tesla
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 クルマの説明をしてくれたKimは、Teslaの特徴はそのシンプリシティ(単純さ)だと繰り返し強調した。上の写真はTeslaのスケルトンで、赤色の部分がモーターを示す。バッテリーは銀色のパネルの下に配置される。トランスミッションやドライブシャフトなどはなく、シンプルな構造となっているのが視覚的に分かる。

 ハードウエアの複雑性がなくなる一方で、ソフトウエアの比重がぐんと増している。車体という標準プラットフォームで、ソフトウエア開発をしているというイメージに近い。Appleが電気自動車を開発していると報道されても、違和感は感じない。

 利用者とのインタフェースは、タッチパネルで柔軟に定義できる。搭載しているソフトウエアは、WiFi経由で定期的にアップデートされる。AutopilotやAutopilot Parkingのような、クールな”アプリ”も登場する。Teslaに試乗して“Software-Defined Car”と言われる意味を実感した。

宮本 和明(みやもと かずあき)
米ベンチャークレフ社代表
宮本 和明 1955年広島県に生まれる。1985年、富士通より米国アムダール社に赴任。北米でのスーパーコンピュータ事業を推進。2003年、シリコンバレーでベンチャークレフ社を設立。ベンチャー企業を中心とする、ソフトウエア先端技術の研究を行う。20年に及ぶシリコンバレーでのキャリアを背景に、ブログ「Emerging Technology Review」で技術トレンドをレポートしている。
この記事はITpro「宮本和明のシリコンバレー最新先端技術報告」から転載したものです。