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デザインは人とモノをつなぐインタフェース

 3年前に同社が参画した柏市(千葉県)での健康増進・疾病予防の実証実験においても、常に言葉使いに気をつけたという。「医療的な話は出さなかった。日常の健康習慣を改善することによって国民医療費をどのように抑制するかというスタンスを前面に出し、予防のアプローチで取り組んだ」。

 ここで言うマーケティング、プロモーション、デザインとは、一般消費者の視点で考えることを指す。医療機器開発においても、メディア、プランナー、デザイナーなどが初期段階から参加することで、ユーザーの「気持ち」を形にすることができるとした。

 本来、ライフスタイル視点や顧客視点の導入によって、医療機器の一般消費者に向けてのアプローチは円滑になる。八村氏によれば、日本の医療機器開発の現場はどうしても技術志向になりがちで、こうした視点はまだまだ抜け落ちているとのこと。「デザインやプロモーションは、人とモノとをつなぐインタフェースという言い方に置き換えられる」との考えを示しながら、現在もクライアントに対して積極的にマーケティング、プロモーション、デザインの重要性を説いていると語った。