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講演する産業技術総合研究所の藤本淳氏(撮影:著者)
講演する産業技術総合研究所の藤本淳氏
(撮影:著者)
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 コンビニエンスストアにおいて、センサーネットワークは、どのように応用されていくのか。セブン-イレブン・ジャパンの約2000店に展開した成果を、産業技術総合研究所(産総研)の藤本淳氏が解説した。NMEMS技術研究機構、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による共同研究事業「グリーンセンサ・ネットワークシステム技術開発プロジェクト」(2011年度~2014年度)の最終成果報告会(2月26日開催)における、「スマートコンビニのためのネットワークシステムの開発と店舗実装」と題する講演から構成した。

 コンビニエンスストアにおけるセンサーネットワーク活用の特徴は、他店と比較可能なことである。店舗の面積や導入する設備がある程度は標準化されていることによる(図1)。

図1●面積や機器が標準化されているコンビニは他店と比べやすい (図:産総研の藤本氏)
図1●面積や機器が標準化されているコンビニは他店と比べやすい 
(図:産総研の藤本氏)
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 一般の住宅の場合、省エネルギーの効果を比べることすら難しい。室内の面積、導入している機器、生活の状況などが、すべて異なるからである。隣の家と単純に電力消費量だけを比べても、個別の事情が多くを占め、判断できないことが多い。

 これに対して、コンビニエンスストアという、比較しやすい条件で、センサーネットワークを使った応用に取り組めば、得られた効果を他の店舗に転用しやすく、全体に普及させやすい。